普段は見学できない庭園、建築、襖絵、仏像―。大河ドラマ「軍師官兵衛」放映にちなみ、戦乱の世に活躍した武将ゆかりの地と、戦国時代から江戸時代にかけて一流の茶人や絵師によって育まれた美と文化を中心に、様々なジャンルから選りすぐられた文化財の数々が期間限定で特別公開されます。

ご案内付き 各公開箇所ではご案内も行っています。
※拝観の折には、厚手の靴下を用意されることをおすすめします。

期間

平成26年1月10日(金)~3月18日(火)

※一部公開期間が異なります。詳しくは各見学箇所欄をご覧下さい。
※法要や悪天候等、都合により拝観できない日や時間帯が生じる場合があります。
※情報更新日以降の急な拝観休止・変更については、お電話でご確認ください。

時間

10:00~16:00(受付終了)

※知恩院三門は10:00~15:40(受付終了)
※高台寺は、9:00~17:00(受付終了)
※東寺五重塔、東寺観智院は、9:00~16:00(受付終了)

料金

1ヶ所 600円(いずれも団体割引あり)

※知恩院三門、東寺五重塔(通常公開部分含む)は800円
 

お問合せ

京都市観光協会 TEL 075-752-7070

主催:対象15ヶ寺・京都市・公益社団法人京都市観光協会
後援:公益社団法人日本観光振興協会・公益財団法人京都市文化観光資源保護財団
【写真撮影/横山健蔵・山岡正剛】
 
特別公開15ヶ所の中から3ヶ所を拝観してスタンプを集めると、指定の場所で"ちょっと一服"(お茶とお菓子など)の特典が受けられます。
期間
平成25年1月10日(金)~3月18日(火)
方法
①スタンプラリー用紙を入手。(JR京都駅ビル2階の「京都総合観光案内所〈京なび〉」または各公開箇所受付にご用意しています)
②拝観料をお支払いの時にスタンプをもらいます。
③スタンプが3つそろったら、お好きな接待箇所で"ちょっと一服"の特典が受けられます。
接待箇所
●俵屋吉富「京菓子資料館」
●花園会館「花ごころ」
●本家八ツ橋 八坂店
●京洋菓子司 ジュヴァンセル祇園店
●和順会館「カフェかりん」
●洛南会館「喫茶やまぶき」
●レストラン 和食舞
●カフェレストラン浮舟
●そのほか、JR京都駅ビル2階の「京都総合観光案内所〈京なび〉」にて、記念品との引換えもできます。

※定期観光バス及び団体(15名様以上)でのご利用はできません。個人でのご利用に限ります。
※接待箇所が満席の際、お待ちいただく場合があります。
※特典提供は各施設の営業時間内に限ります。また休業日等がありますのでご注意ください。

★非公開文化財特別公開ガイドブック

特別公開15ヶ所の文化財を豊富な写真でご紹介したガイドブック。
各公開箇所受付などで販売 1冊200円

 
 

建仁寺 開山堂(けんにんじ かいさんどう)京の冬の旅 8年ぶりの公開

~八百年の歴史を刻む 京都最古の禅寺~

 建仁2年(1202)創建の臨済宗建仁寺派大本山で、京都最古の禅宗寺院。開山堂は、平成26年に八百年大遠諱(だいおんき)を迎える開山・栄西(ようさい)禅師の廟所(墓所)で、清浄な霊域である。栄西禅師の坐棺を埋葬した石壇が築かれ、その奥には禅師の木像と開基・源頼家像を安置する。客殿には、加藤文麗(かとうぶんれい)筆の力強い筆致の水墨画「龍虎図」、原在中(はらざいちゅう)筆「松鶴波図」「白梅群禽(ぐんきん)図」など江戸時代の障壁画が残り、苔むした庭園には、栄西禅師お手植えと伝わる菩提樹が今も茂っている。

*2/28で公開終了しました。

みどころ

臨済宗建仁寺派の大本山で京都最古の禅宗寺院 栄西禅師の廟所(墓所)・開山堂楼門、開山塔/栄西禅師木像、開基・源頼家像、客殿/加藤文麗筆障壁画「龍虎図」、原在中筆「松鶴波図」「白梅群禽図」、杉戸絵「孔雀図」「滝図」、栄西禅師お手植えの菩提樹

 

建仁寺 正伝永源院(けんにんじ しょうでんえいげんいん)

~大名茶人の寺を彩る障壁画の美~

 織田信長の弟で大名茶人・織田有楽斎と、熊本藩主・細川家の菩提所。境内には、有楽斎が建てた国宝の茶室「如庵(じょあん)」が復元されており、暦張りや「鱗板(うろこいた)」「有楽窓」など有楽斎好みの特徴を見ることができる。また方丈は、狩野山楽筆と伝わる鮮やかな金碧の襖絵「蓮鷺図」や、平成25年春に奉納された元首相・細川護煕(もりひろ)氏筆の襖絵で飾られている。そのほか、狩野山楽筆の「鍾馗(しょうき)図」、中国・南宋時代の「架鷹(かしょう)図」、千利休作の茶杓など寺宝も特別展示される。

※特別公開の寺宝については、期間中展示替えが行われます。

みどころ

茶道有楽流の祖で大名茶人として知られた織田信長の弟・織田有楽斎ゆかりの寺、熊本藩主・細川家の菩提所 伝狩野山楽筆方丈襖絵「蓮鷺図」、国宝茶室「如庵」の写し、平成25年春に奉納された元首相・細川護煕氏筆の襖絵「知音」「秋聲」公開、有楽斎木像、有楽斎画像、茶道具ほか寺宝特別展示、有楽斎の墓

 

建仁寺 両足院(けんにんじ りょうそくいん)

~開運勝利の秘仏 毘沙門天像御開帳~

 仏の尊称の一つ「両足尊(りょうそくそん)」にちなんで名付けられた建仁寺の塔頭寺院。およそ300坪の庭園は、方丈前の枯山水庭園と書院前の池泉式庭園からなり、茶室「水月亭」「臨池亭(りんちてい)」が建つ。武将・黒田長政が関ヶ原合戦の際に兜に納めていたと伝わる開運勝利の秘仏・毘沙門天(びしゃもんてん)像が特別に御開帳される。また、桃山時代の絵師・長谷川等伯筆「水辺童子図」「竹林七賢図」屏風や、江戸期の希代の画家・伊藤若冲筆「雪梅雄鶏図(せつばいゆうけいず)」も特別公開される。

*3/1~18の公開となります。

みどころ

武将・黒田長政が関ヶ原合戦で内兜に納めていた、開運勝利の守護神・秘仏「毘沙門天像」の特別御開帳、桃山時代の枯山水庭園「方丈前庭」「方丈東庭」と、池泉式庭園「書院前庭」、伊藤若冲筆「雪梅雄鶏図」、長谷川等伯筆の襖絵「水辺童子図」「竹林七賢図」屏風ほか寺宝特別展示

 

高台寺(こうだいじ)

~桃山文化の粋を集めた 秀吉とねねの寺~

 慶長11年(1606)、豊臣秀吉の菩提を弔うため正室・北政所ねねが建立した寺で、華やかな桃山文化を偲ばせる建物や庭園、茶室が残っている。とくに、秀吉と北政所を祀る霊屋(おたまや)(重文)の厨子扉や須弥壇に施された美しい装飾は「高台寺蒔絵」として名高い。今回は、開山堂(重文)内陣の龍の天井画や、秀吉愛用の履物、杖、陣羽織(複製)などの寺宝が特別公開されるほか、掌(しょう)美術館では、霊屋の本尊・大随求菩薩(ずいぐぼさつ)像も特別に御開帳される。

みどころ

豊臣秀吉の菩提を弔うために北政所ねねが建てた寺、霊屋(重文)/霊屋本尊「大随求菩薩像」特別公開、豊臣秀吉像、北政所像、高台寺蒔絵、伝小堀遠州作の庭園(史跡・名勝)、茶室「傘亭」(重文)、「時雨亭」(重文)、開山堂(重文)/内陣「開山像」「天井龍図」特別公開、秀吉愛用の履物、杖、南蛮渡りの陣羽織(複製)など寺宝特別展示

 

知恩院 三門(ちおんいん さんもん)

~市内一望の絶景 世界最大級の国宝三門~

 法然上人が開いた浄土宗の総本山。徳川家康が浄土宗徒であったことから将軍家の庇護を受け、壮大な伽藍(がらん)が整えられた。特別公開の三門(国宝)は元和7年(1621)二代将軍秀忠が建立したもので、高さ約24m、横幅約50m、屋根瓦は約7万枚に及び、木造の門では世界最大規模を誇る。市内を一望できる楼上には、宝冠釈迦如来像や十六羅漢像が祀られており、柱や天井には狩野派一門によって鮮やかな極彩色の天女や飛龍が描かれている。

みどころ

浄土宗総本山 徳川家康の永代菩提所 三門(国宝)/世界最大規模の木造の門、楼上内部公開、飛龍や麒麟、天女など極彩色の壁画や天井画、宝冠釈迦如来像・十六羅漢像、知恩院七不思議の一つ「白木の棺」と五味金右衛門夫妻の像、京都市内を一望する絶景

 

大徳寺 聚光院(だいとくじ じゅこういん) 京の冬の旅 7年ぶりの公開

~茶聖と天才絵師 美の競演~

 永禄9年(1566)、武将・三好長慶の菩提を弔うために創建され、茶人・千利休と茶道三千家の菩提寺としても知られる大徳寺の塔頭寺院。方丈は、桃山の画壇を風靡した絵師・狩野永徳と、その父松栄(しょうえい)の傑作「花鳥図」「瀟湘八景(しょうしょうはっけい)図」「琴棋書画図」など国宝の障壁画(複製)で飾られている。松と一面の苔の緑が美しい「百積の庭」(名勝)は、永徳の下絵を元に利休が作庭したものと伝えられ、利休好みの茶室「閑隠席」(重文)、「桝床席」(重文)の二つの名席が残る。

*3/8・9は拝観休止

*平成25年9月に発生した台風18号の影響により損傷した本堂(重要文化財)屋根の修復工事を急遽行うことになりました。公開期間中、本堂が素屋根で覆われるため、庭園が見えにくくなるなど拝観者の皆様には大変ご迷惑をお掛けしますが、何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

みどころ

茶人・千利休と茶道三千家の菩提寺
狩野松栄・永徳父子の描いた国宝の方丈障壁画「花鳥図」「瀟湘八景図」「琴棋書画図」(複製)、伝千利休作庭の方丈前庭「百積の庭」(名勝)、千利休好みの茶室「閑隠席」(重文)、「桝床席」(重文)

 

大徳寺 興臨院(だいとくじ こうりんいん) 京の冬の旅 初公開

~能登の名門と加賀百万石の菩提寺~

 能登の守護・畠山家と加賀百万石の前田家の菩提寺。優美な桧皮葺の屋根と簡素で素朴な造りを残す客殿(重文)は、室町時代の禅宗建築の代表作である。不老不死の神仙が住むという蓬莱山(ほうらいさん)を表した前庭は、中国・天台山の石橋を模した豪放な石組みが特徴の枯山水庭園。また「涵虚亭(かんきょてい)」は、茶人・古田織部好みの四畳台目に隅板を加えた造りで、「洞床」をもつ茶室である。そのほか「畠山義総画像」「前田利家画像」など、所蔵の絵画も特別展示される。

みどころ

畠山家と前田家の菩提寺
客殿(重文)/室町時代の禅宗建築の代表作、客殿前庭/蓬莱山形式の枯山水庭園、茶室「涵虚亭」/茶人・古田織部好みの四畳台目に隅板を加えた造り、「前田利家画像」、「畠山義総画像」、所蔵の絵画など寺宝特別展示、表門(重文)、唐門(重文)

 

寺町 阿弥陀寺(てらまち あみだじ) 京の冬の旅 12年ぶりの公開

~花曼荼羅に彩られた 織田信長の眠る寺~

 織田信長や正親町(おおぎまち)天皇の帰依を受けた清玉(せいぎょく)上人が開山で、織田信長公本廟所。本能寺の変の際、上人は本能寺に駆け付け信長の遺骸を寺に運び、本能寺・二条城で討死した織田家中百余名と共に供養・埋葬した。境内には信長・信忠父子墓と森蘭丸ほか家臣の墓がある。信長公木像や位牌、弓掛(ゆがけ)や鞍覆、手槍先、於本能寺・二条城討死衆合同位牌、明智光秀・木下藤吉郎(豊臣秀吉)書状などが公開される。本堂天井は、日本画家・上田幸子氏筆「彩華来迎花浄土之図(さいからいこうかじょうどのず)」が彩る。

*3/15・16は午後1時まで拝観休止、2/8は12:30受付終了(13:00閉)

*3/8(土)・9(日)・11(火)の11:00~12:00は法要のため本堂内が拝観できません。

みどころ

織田信長公本廟所
本堂/織田信長・信忠父子の木像や位牌、信長が使用したという手槍、鞍覆などゆかりの寺宝特別展示、信長・信忠父子ほか森蘭丸はじめ家臣の墓、日本画家・上田幸子氏の天井絵「彩華来迎花浄土之図」

 

報恩寺(ほうおんじ) 京の冬の旅 初公開

~「鳴虎」を伝える 黒田長政ゆかりの寺~

 「鳴虎(なきとら)」の通称で知られ、武将・黒田長政の宿舎となった寺院。快慶作と伝わる阿弥陀三尊像を祀る客殿には、長政と、その父で大河ドラマ主人公・黒田官兵衛の位牌が安置されており、長政が息を引き取ったと言われる「最期の部屋」も残されている。豊臣秀吉ゆかりの不思議な逸話をもつ「鳴虎図」は、明の画人・四明陶佾(しめいとういつ)が水を飲む虎を細密な筆致で描いたもの。今回は「鳴虎図」複製のほか、織田信長や豊臣秀吉の肖像画などの寺宝も特別展示される。

*3/8、9は午後1時まで拝観休止でしたが拝観可になりました。

みどころ

通称「鳴虎」で知られ、戦国武将・黒田長政の宿舎となった寺
客殿/大河ドラマ主人公・黒田官兵衛と息子・長政の位牌、長政最期の部屋、伝快慶作の本尊・阿弥陀三尊像、寺宝/豊臣秀吉ゆかりの「鳴虎図」(複製)、豊臣秀吉・織田信長の肖像画、梵鐘(重文)「撞かずの鐘」ほか

 

妙顕寺(みょうけんじ) 京の冬の旅 21年ぶりの公開

~尾形光琳ゆかりの寺 三つの庭園美~

 京都初の日蓮宗道場として鎌倉時代に日像上人が創建した大本山の一つで、門下唯一の勅願寺である。大伽藍の中心には、内部天井に信徒の家紋をあしらった総欅(けやき)造の荘厳な本堂が建つ。 琳派を代表する尾形光琳の屏風絵を元に作られたという「光琳曲水の庭」、客殿前の枯山水「龍華飛翔(四海唱導の庭」、孟宗竹の坪庭と、三つの趣の異なる庭が美しい。また、光琳筆「寿老松竹梅三幅対」、日蓮聖人御真筆「玄旨伝法本尊」、後醍醐天皇綸旨(重文)など寺宝も拝観できる。

*2/28~3/9は拝観休止

みどころ

京都における日蓮宗最初の道場として創建された日蓮宗大本山の一つ 尾形光琳ゆかりの寺
本堂/釈迦如来像、多宝如来像、客殿前「龍華飛翔の庭(四海唱導の庭)」、書院前庭「光琳曲水の庭」、孟宗竹林の坪庭、妙顕寺型灯籠、尾形光琳筆「寿老松竹梅三幅対」、日蓮聖人御真筆「玄旨本尊」、後醍醐天皇綸旨(重文)、ほか寺宝特別公開

 

妙心寺 聖澤院(みょうしんじ しょうたくいん) 京の冬の旅 初公開

~狩野派と文人画家 珠玉の水墨障壁画~

 妙心寺塔頭寺院の中でも由緒ある妙心寺四派の一つ「聖澤派」の本庵で、大永3年(1523)東陽英朝(とうようえいちょう)を勧請開祖に迎えて創建された。方丈の襖絵は、狩野派の絵師・片山尚景(かたやまなおかげ)が表情豊かに七頭の獅子の勇姿を描いた「獅子図」や「十牛図」など84面に及ぶ水墨画。また数寄屋の趣を取り入れた書院には、濃墨の曲線で見事に立体感が表わされた狩野典信筆「麒麟図」「竹林七賢図」、近代の文人画家・富岡鉄斎(とみおかてっさい)の「巌栖谷飲図(がんせいこくいんず)」など、優れた障壁画が残っている。

みどころ

「妙心寺四派」の一つ・聖澤派本庵
方丈(客殿)/狩野派の絵師・片山尚景筆の84面の水墨の襖絵「獅子図」「十牛図」「花鳥図」など
書院/狩野栄川院(典信)筆障壁画「山水・麒麟図」「竹林七賢図」、富岡鉄斎筆「巌栖谷飲図」

 

妙心寺 大法院(みょうしんじ だいほういん) 京の冬の旅 初公開

~真田家の菩提寺 閑雅な露地庭園~

 武将・真田幸村の兄であり、信州松代(まつしろ)藩主であった真田信之(のぶゆき)の菩提寺で、幕末の思想家・佐久間象山の墓も残る妙心寺の塔頭寺院。客殿を囲むように広がる庭園は、草庵風茶室「有隣軒」に通じる露地庭園で、楓や苔の深い緑に覆われ侘びた風情を見せている。また、江戸初期の絵師・渡邊了慶の障壁画や、襖8面にわたって百羽の鳥を墨一色で描いた土方稲嶺(ひじかたとうれい)筆「叭叭鳥(ははちょう)図」もみどころ。海北友松や酒井抱一、鈴木松年など江戸時代から近代までの絵師・画家の絵画も展示される。

みどころ

戦国武将・真田幸村の兄・信之の菩提を弔うために創建された寺
客殿/渡邊了慶筆障壁画、露地庭園、草庵風茶室「有隣軒」
土方稲嶺筆の襖絵「叭叭鳥図」、寺宝特別展示、幕末の思想家で兵学者・佐久間象山の墓

 

妙心寺 龍泉菴(みょうしんじ りょうせんあん) 京の冬の旅 7年ぶりの公開

~山内最大級の方丈を飾る四季の襖絵~

 妙心寺塔頭寺院の中でも寺格の高い妙心寺四派の一つ「龍泉派」の本庵で、景川宗隆(けいせんそうりゅう)が室町幕府の管領(かんれい)・細川政元を開基として創建した。山内塔頭の中で最大規模の方丈を飾るのは、平成11年の開祖五百年遠諱(おんき)の際、日本画家・由里本出(ゆりもといずる)氏が描いた100面の障壁画である。寺名にちなんだ「昇龍図」、越前海岸を描いて仏教が伝来する様を表した「種々東漸図(しゅじゅとうぜんず)」をはじめ日本の風景が色鮮やかに描かれている。今回は狩野探幽(かのうたんゆう)筆の「観音・龍虎図」、長谷川等伯筆の「枯木猿猴図」(複製)も特別展示される。

みどころ

「妙心寺四派」の一つ・龍泉派本庵
妙心寺山内塔頭寺院の中で最大級の方丈/日本画家・由里本出筆の平成の襖絵
狩野探幽筆の絵画など寺宝特別展示、方丈前の枯山水庭園

 

東寺 五重塔(とうじ ごじゅうのとう)

~京都の象徴(シンボル) 日本一高い五重塔~

 世界遺産・東寺は、平安京造営時に国家鎮護のために創建され、のちに弘法大師空海に下賜(かし)された寺院で真言宗総本山。徳川三代将軍家光が再建した五重塔(国宝)は、高さ約55メートルで国内最高の木造塔である。特別公開の初層内部は極彩色の文様で彩られ、大日如来に見立てた心柱を囲んで金剛界四仏が安置されている。また金堂(国宝)、講堂(重文)など密教美術の宝庫といわれる貴重な文化財もあわせて拝観できる。

みどころ

世界文化遺産 日本最高の木造五重塔(国宝)/初層内部公開、金剛界四仏、壁面の真言八祖像、天井や柱の極彩色の文様
金堂(国宝)/本尊・薬師三尊像(重文)、講堂(重文)/21体の仏像で密教の世界観を表す立体曼荼羅(うち16体が国宝、5体が重文)

 

東寺 観智院(とうじ かんちいん)

~宮本武蔵の水墨画が残る国宝客殿~

 別格本山の格式をもつ東寺の塔頭寺院である。慶長10年(1605)再建の客殿(国宝)は、違棚や帳台構えを備えた武家風書院造で、剣豪・宮本武蔵筆と伝わる鋭い筆致の水墨画「鷲の図」「竹林図」が残る。「五大の庭」は、弘法大師の唐への船旅の故事にちなみ、石組で大陸や遣唐船などを表した庭園。また、鳥獣の背に乗る唐時代の本尊・五大虚空蔵菩薩(ごだいこくうぞうぼさつ)像(重文)や、日本画家・浜田泰介(はまだたいすけ)筆の書院襖絵「四季の図」のほか、南天の床柱をもつ茶室「楓泉観(ふうせんかん)」も公開される。

みどころ

別格本山の格式をもつ東寺の塔頭寺院
客殿(国宝)/剣豪・宮本武蔵筆の水墨画「鷲の図」「竹林図」、龍神を表した枯山水庭園「五大の庭」
本堂/五大虚空蔵菩薩像(重文)、縁結び・開運・子宝の信仰を集める愛染明王像、茶室「楓泉観」、浜田泰介筆の書院襖絵

※アクセスは全て京都駅からのご案内となります。