平成30年(2018年)4月の外国人客宿泊状況調査

UPDATE :
2018. 05. 25
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データ月報

調査結果のポイント

外国人利用割合

52.5%

2.5pts

4 月の外国人利用割合は、桜シーズンを背景に前年同月差 2.5 ポイント増の52.5%と、調査開始以来、単月として過去最高値を記録した。前年の 4 月に 50.0%を記録し、単月で初めて外国人客が半数となる 5 割の大台に達したところであるが、今月はその数値を更に上回りインバウンドの成長を裏付けた。

中国人客の構成比

19.6%

4.1pts

中国が前年同月差 4.1 ポイント増の 19.6%と 10 ヶ月連続で1位となった。
前年同月に 1 位だったアメリカは、同 1.4 ポイント減で 2 位に順位を落とした。

中東からの観光客が急増

+74.4%

国・地域別の伸率では、カタールが前年同月比 74.4%増、トルコが 44.2%増と、中東地域の伸率が高かった。その背景として、JAL が 4 月 1 日より、カタール航空が運行する日本=ドーハ線でのコードシェアを拡大するなど、中東・アフリカ・中央アジアからの航空環境向上が後押ししたものと考えられる。また、4 月として過去 2 年、前年割れしていた台湾が同 6.4%増と 3 年ぶりに増加に転じた。

調査概要

概要

外国人宿泊状況をタイムリーに把握できるよう、平成 26 年(2014 年)4 月以降、京都市内の主な
ホテルの協力を得て、国・地域別の調査(「実人数」「延べ人数」「延べ部屋数」)を毎月実施。

※全国で唯一の取組(協会、ビューロー調べ)
なお、本調査における外国人は、日本国籍以外のパスポートを有する人で、ビジネス、観光を問わない。

対象ホテル(平成 30 年 4 月現在)

  • 37 施設 9,182 室 ※市内ホテルの客室ベースで約 4 割をカバー
  • 客室収益指数(RevPAR)等の数値は、ホテルデータサービス会社、STR(本社:イギリス・ロンドン)からの提供によるもので、上記 37 ホテルとは対象が異なる。

分析数値

「客室稼働率」「外国人利用割合」は、「延べ部屋数」の集計による。「構成比」「伸率」は、日本政府観光局(JNTO)統計や京都観光総合調査との比較を行う観点から、「実人数」の集計による。なお、京都 37 ホテルの「構成比」は外国人客における国・地域別割合である。「日本全体」については、日本政府観光局(JNTO)発表の「訪日外客数(訪日外国人旅行者数)」を示す。

京都観光総合調査との関連について

京都市全体の観光動向の把握については、ほぼすべての市内宿泊施設(旅館業法許可施設)を対象とする「京都観光総合調査」(京都市から年 1 回発表)が基本指標となる。当調査は、インバウンドマーケットの傾向を把握するため、京都市内の主なホテルを対象とするサンプル調査であるため、その他ホテルや旅館、簡易宿所、いわゆる「民泊」等に宿泊した外国人客は含まれておらず、訪日外客数(日本全体)との比較等も参考分析という位置づけとなる。

調査レポートのダウンロード/分析ダッシュボード

調査レポートの詳細な分析結果(PDF)のダウンロード、また各種データを自由に加工・分析していただける
分析ダッシュボードについては、以下からそれぞれお申込みください。

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