京都ならではの「学校に残る文化財」や「お屋敷・庭園の美」などをテーマに、通常非公開の建築、庭園などの文化財が、期間限定で特別公開されます。

ガイドによるご案内つき
※各公開箇所ではガイドによるご案内も行っています。

カメライラスト特別公開箇所での写真撮影はご遠慮いただく場合がございます。
靴下イラスト文化財保護のため、建物に上がられる際には素足ではなく、靴下の着用・準備をお願いいたします。

期間

平成28年7月9日(土)~9月30日(金)
※一部公開期間が異なります。詳しくは各見学箇所欄をご覧ください。
※祭典・法要や悪天候など、都合により拝観・見学できない日や時間帯が生じる場合があります。

最新の休止・変更情報はこちらをご覧ください
※情報更新日以降の急な拝観休止・変更については、お電話でご確認ください。
※並河家住宅〈並河靖之七宝記念館〉は毎週(月)・(木)は見学休止。但し7月18日(月祝)、8月11日(木祝)、9月19日(月祝)・22(木祝)は公開。7月19日(火)、8月12日(金)、9月20日(火)・23日(金)が見学休止となります。
※和中庵は8月1日(月)~23日(火)の公開となります。

時間

10:00~16:00(受付終了)

※並河家住宅〈並河靖之七宝記念館〉は10:00~15:00(受付終了)
※和中庵は時間制でのご案内となりますので、お待ちいただく場合があります。
※高台寺は9:00~17:00(受付終了)

料金

1ヶ所 大人 600円/小学生 300円

※並河家住宅〈並河靖之七宝記念館〉は大人600円/大学生500円/中高生300円/小学生無料
※和中庵は大人600円/中学生以下無料
※高台寺は大人600円/中高生250円/小学生(保護者同伴)無料

お問合せ

京都市観光協会 TEL 075-213-1717(9:00~17:00)

【写真撮影/横山健蔵・山岡正剛・柴田明蘭】
 

藤田家住宅(ふじたけじゅうたく)

~吹き抜けのある町家 西陣織の元帯屋~

 明治期の東棟と昭和期の西棟からなる、帯製造業を営んでいた西陣の町家(国登録有形文化財)。この辺りは、室町時代の「応仁の乱」の際「西軍」の山名宗全(やまなそうぜん)の邸があった場所で、西陣織の産地として栄えてきました。「虫籠窓(むしこまど)」「格子窓」を備えた東棟は伝統的な町家の構造、西棟には暖炉のある洋室や数寄屋風座敷、三階まで吹き抜けた廊下など、主人の美意識が垣間見られる空間が広がります。部屋にあわせて誂えたテーブルや椅子、照明器具など調度品にも凝った意匠が施されています。

所在 上京区堀川通今出川上る西入山名町
アクセス 京都駅から市バス9系統「堀川今出川」下車徒歩約1分

 

並河家住宅 並河靖之七宝記念館(なみかわけじゅうたく なみかわやすゆきしっぽうきねんかん)

~明治・大正期の七宝家の旧邸と庭園美~

 明治・大正期に活躍した帝室技芸員の七宝家・並河靖之の邸宅(国登録有形文化財)。文様を金や銀の輪郭線と釉薬で描く「有線七宝」の中でも、靖之の作品はあでやかな色彩と深く透き通った艶が特徴とされ、国内外で高く評価されています。明治27年に建てられた建物には、当時としては高い鴨居にガラス障子など、外国人客の訪れが多かった並河邸ならではのモダンな造りや調度品が残されています。また、名造園家・七代目小川治兵衛が手がけた庭園や、国内に残る数少ない靖之の七宝作品もあわせて見学できます。

※毎週(月)・(木)は見学休止。但し7月18日(月祝)、8月11日(木祝)、9月19日(月祝)・22(木祝)は公開。7月19日(火)、8月12日(金)、9月20日(火)・23日(金)が見学休止となります。

所在 東山区三条通北裏白川筋東入ル堀池町388
アクセス ・京都駅から地下鉄烏丸線「烏丸御池」駅(乗換)、地下鉄東西線「東山」駅から徒歩約3分
・京都駅から市バス5系統「東山三条」または「神宮道」下車徒歩約5分、もしくは市バス100・110・206系統「東山三条」下車徒歩約5分

 

ノートルダム女学院中学高等学校 和中庵(のーとるだむじょがくいんちゅうがくこうとうがっこう わちゅうあん)

~和洋折衷の建築美 豪商の風雅な邸宅~

公開期間:8月1日(月)~23日(火)

 近江商人・藤井彦四郎の邸宅として建てられた昭和初期の名建築。現在はノートルダム女学院中学高等学校の敷地内に建ち、平成27年夏に改修工事を終えたばかりです。寄木細工の床や天井の装飾が美しいホールがある、スパニッシュを基調とした2階建の洋館と、渡り廊下で繋がれた奥座敷「客殿」が、山裾の傾斜地を活かした広大な庭園の中に建っています。豪商の暮らしぶりを物語る、和洋折衷の風雅な建築の美をご覧いただきます。

所在 左京区鹿ヶ谷桜谷町
アクセス 京都駅から市バス5系統「真如堂前」下車徒歩約10分、もしくは市バス100系統「宮ノ前町」下車、徒歩約8分

 

平安女学院大学 有栖館-有栖川宮旧邸(へいあんじょがくいんだいがく ありすかん ありすがわのみやきゅうてい)

~歌道・書道を極めた宮家の旧邸~

 有栖川宮家は、伏見宮、桂宮、閑院宮とともに「四親王家」と呼ばれた宮家の一つ。明治24年にその邸の一部が現在地に移され、現在は平安女学院大学「有栖館」として受け継がれています。「玄関棟」「住居棟」「客間棟」の3棟に分かれ、床の間や付書院を備えた「上段の間」、15畳の「能舞台の間」など、幕末から大正時代にかけての宮邸のおもかげを今に伝えています。「植治(うえじ)」11代小川治兵衞氏作庭の白砂と緑の鮮やかな庭園や、三井家邸宅の表門であった「青天門」もみどころです。

所在 上京区烏丸通下立売西入
アクセス 京都駅から地下鉄烏丸線「丸太町駅」下車、徒歩約2分

 
 

上賀茂神社 (賀茂別雷神社) 本殿・権殿・庁屋 (かみがもじんじゃ かもわけいかづちじんじゃ ほんでん ごんでん ちょうのや)

~国宝本殿と権殿 「式年遷宮」後初の御神宝公開~

 世界文化遺産・上賀茂神社は京都最古の社の一つ。檜皮葺きの典雅な社殿は、賀茂別雷神(かもわけいかづちのかみ)を祀る「本殿」と常設の仮殿「権殿」が国宝、その他の41棟が重要文化財です。今回は、21年に一度の「式年遷宮」によって修復された本殿と権殿を神職の案内で特別参拝。また、平成27年10月に行われた「正遷宮」で御神宝が新調されたことに伴い、以前本殿内に納められていた「御帳台」などの御神宝が、遷宮後初めて「庁屋(北神饌所)」(重文)にてご覧いただけます。

所在 北区上賀茂本山339
アクセス 京都駅から市バス4系統「上賀茂神社前」下車徒歩すぐ、もしくは市バス9系統「上賀茂御薗橋」下車徒歩約5分

 

下鴨神社(賀茂御祖神社) 本殿・大炊殿(しもがもじんじゃ かもみおやじんじゃ ほんでん おおいどの)

~太古の森に包まれた 国宝本殿と神様の台所~

 世界文化遺産・下鴨神社は京都最古の社の一つ。紀元前と同じ原生林の植生を残す「糺(ただす)の森」(史跡)の中に、国宝2棟、重要文化財53棟を含む社殿群が残されており、平成27年4月に21年に一度の正遷宮を迎えました。今回は、賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)と玉依媛命(たまよりひめのみこと)を祀る東西2棟の本殿(国宝)を特別参拝所から間近で拝観していただくとともに、神社建築としては珍しい神様のお台所・大炊殿(重文)もあわせてご覧いただきます。

所在 左京区下鴨泉川町
アクセス 京都駅から市バス4・205系統「下鴨神社前」下車徒歩すぐ
京都駅からJR奈良線「東福寺」駅で京阪電車乗換「出町柳」駅下車、徒歩約12分

 

高台寺 (こうだいじ)

~秀吉とねねの寺 「百鬼夜行」と初公開の展望台~

 慶長11年(1606)、豊臣秀吉の菩提を弔うため正室・北政所ねねが建立した寺。小堀遠州作と伝わる庭園(史跡・名勝)など、華やかな桃山文化を偲ばせる建物や庭園、茶室が残っています。今夏は「百鬼夜行」の絵巻に加え、開山堂天井の龍図や茶室「傘亭」「時雨亭」(重文)のさらに上、境内の最も高い部分に位置する展望台も初めて一般公開されます。北政所が遠く大坂城落城の煙を見た同じ目線の場所から、市内一望の眺めを楽しむことができます。

所在 東山区下河原町526
アクセス 京都駅から市バス206系統「東山安井」下車徒歩約5分、もしくはJR奈良線「東福寺駅」から京阪電車「祇園四条駅」下車徒歩約15分