京都市観光協会におけるオーバーツーリズム対策一覧

特定の時期や時間帯、一部の観光地に観光客の需要が集中することを和らげ、
一年を通して京都市域全域で観光客が楽しめる環境を創り出します。

観光地における混雑は、京都の観光地が持つ本来の美しい景観を損なわせ、観光客の満足度や再来訪意向の低下に繋がります。また、観光地周辺の住民の生活にも影響を与え、観光客に対する受入意欲の低下を招くことで、おもてなしの心を失うきっかけとなる恐れがあります。
さらに、特定の時期や時間帯に需要が集中すると、観光産業における安定した雇用が難しくなります。
こうした問題を解決し、京都の観光産業が持続的に成長できる環境を整えるために、私たちは混雑緩和に取り組みます。

また、「市民にとって暮らしやすい観光地である」と回答する市民の増加を目指します。

京都市観光協会における「オーバーツーリズム対策事業」の主な取組

〇夏・冬の閑散期の誘客(時期の分散)
夏期・冬期が比較的来訪者が少なくなる京都市において、閑散期の誘客施策として、この時期に通常は観覧できない国宝等の文化財を特別に公開しています。閑散期に普段はできない経験をしてもらえる仕掛けをつくることで、時期の分散に努めています。

▼京の夏の旅: https://ja.kyoto.travel/specialopening/summer/
▼京の冬の旅: https://ja.kyoto.travel/specialopening/winter/

〇場所の分散(「とっておきの京都プロジェクト」)
伏見、大原、高雄、山科、西京、京北の市内6エリアを対象に、ガイドブックには載っていないような知る人ぞ知る隠れた魅力や新たな観光情報、地域のイベントなど、「とっておき」の情報を発信することで、場所の分散化を図っています。
特設サイトでは、6エリアにおける隠れた名店、地元のイベントなどの情報を独自に発信するだけなく、ユーザーからの投稿も受け付けることで「とっておき」の情報を発掘しています。
▼とっておきの京都プロジェクト
https://totteoki.kyoto.travel/

〇朝観光・夜観光の推進(時間の分散)
魅力的な朝と夜のコンテンツを紹介することにより、観光客の分散化や満足度向上、滞在期間の延長、観光消費額増へと繋げるため、京都観光Naviに「京都朝観光・夜観光」特設ページを運営しております。
▼朝観光・夜観光
https://ja.kyoto.travel/tourism/article/asakanko-yorukanko/

また、2002年度から2021年度までは「花灯路」と銘打って、嵐山と東山でライトアップイベントを行っていました。嵐山では、紅葉シーズン後、東山は桜のシーズンの前に実施していました。
この事業は2021年度で終了しましたが、2022年度からはライトアップ用機材の貸し出し事業として継続しており、伏見稲荷大社のライトアップなどに活用されています。
▼花灯路・ライトアップ支援事業
https://hanatouro.kyoto.travel/

〇隠れた名所の活用等による分散化事業
琵琶湖疏水沿線魅力創造協議会に参画し、64年振りに復活させた滋賀県大津市から京都市・蹴上までを結ぶ琵琶湖疏水の舟運の運営に携わることで、周辺地域とも連携した観光振興に取り組んでおります。
▼びわ湖疏水船
https://biwakososui.kyoto.travel/

〇観光快適度の可視化
スマートフォンの位置情報を活用して観光快適度を予測し、その結果を「観光快適度マップ」として掲載しています。
また令和3年度にはライブカメラ映像の配信を開始しました。

▼京都観光快適度マップ https://ja.kyoto.travel/comfort/
▼京都市観光協会公式ライブカメラ https://www.youtube.com/c/DMOKYOTO

〇マナー啓発事業
文化や習慣の違い等から生じる外国人観光客へのマナー啓発を行っております。
▼京都市・京都市観光協会におけるマナー啓発対応一覧
https://www.kyokanko.or.jp/manner/

〇京都観光モラルの周知・啓発
コロナ以前に課題となっていた一部地域での混雑やマナー問題などといった観光課題を解消し、市民生活と調和した京都観光の実現のため、
2020年11月に策定した「京都観光行動基準(京都観光モラル)」を、WEBサイトや観光事業者の交流イベントなどの開催を通じ、観光事業者・従事者をはじめ、観光客へ広く発信しています。京都市及び京都市観光協会では「京都観光モラル」を策定致しました。

「京都観光モラル」とは、持続可能な京都観光を創りあげていくことを目指し、観光に関わる全ての人、観光客・観光事業者・京都市民の皆さまがともに大切にしていただきたいことをまとめた行動基準です。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.moral.kyokanko.or.jp/