「ILTM Asia Pacific 2022」に出展しました(2022年9月5日(火)~7日(木))

UPDATE :
2022. 10. 20
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海外レポート

SUMMARY

インバウンドの本格的な再開を前に、シンガポールで開催されたハイエンド層向け旅行商談会「ILTM Asia Pacific 2022」に会員様と共に出展し、各国バイヤーやメディア関係者に向けて京都のPR等を行いました。(企画推進担当課長 西村)

開催情報
(1)開催期間 2022年9月5日(月)~9月8日(木)
(2)開催場所 シンガポール マリーナ・ベイ・サンズ
(3)参加バイヤー数 580(10月時点ILTMホームページ上での数値)
※参考:2018年:550 2019年:570

待ちわびられる水際対策の緩和

今回のILTM Asia Pacificは、中国からのバイヤーが規制の関係上出展できなかったこともあり、これまでの開催とは異なりオセアニア(オーストラリア、ニュージーランド)からのバイヤー参加が目立ちました。中には、スーパーラグジュアリー(プライベートジェット、ヘリなどで移動する層)を顧客に持つバイヤーも散見されました。

参加バイヤーからは、日本・京都はパンデミック以前からバケットリスト(希望の訪問地)に選ばれ続けており、水際対策の緩和後に旅行を希望されている顧客が多いとの声を多数聞くことができました。

※ ILTM Asia Pacificは、ワクチン接種者(3回)に対して日本入国時の陰性証明が不要になった時期(9/7)に開催されました。

コロナ後のデスティネーションに求めるもの「安全性」「安心感」  

商談を通じて、旅行先を選ぶ際に治安面での「安全性」や感染症対策においての「安心感」がこれまで以上に求められていることがわかりました。バイヤーからは日本はこれらの点で、他のデスティネーションよりも優位に立っていると認識されています。

また、バイヤーが共通して「ハイエンド層が求めているもの」として回答したのは、既存の「パッケージ」された旅ではなく、旅のプロや各種サービスを担うプロの手によって「テーラーメイド」された旅、「本物」「唯一無二」を感じられる旅でした。
京都はこういったコンテンツを十分そろえていますが、それらをストーリー性を加えつつ「正しく伝える」こと、また、その情報を発信した後に的確にリクエストに応え、手配できるコーディネーターやガイドなどの人材をそろえることが不可欠だと感じました。

バイヤーの熱量を直接感じられるリアル商談会

コロナ禍では、オンラインツールによる旅行商談会も多数開催されていましたが、3年ぶりとなるリアルの商談会では、バイヤーの熱量を直に感じることができ、直接会って話すことで信頼を得られ、その結果生まれる商機があることを実感しました。
京都市観光協会では今後も、京都の魅力あふれるコンテンツ情報を発信し、京都ファンを獲得するとともに、京都の上質な文化を求める顧客をもつバイヤーとの関係構築を継続し京都への誘客に努めてまいります。

共同出展の皆様からの声

【HOTEL THE MITSUI KYOTO】様
各国のバイヤーの皆様の海外旅行に対する情熱、日本に対する期待を実際に聞くことができた、大変意義のある3日間でした。帰国後、社員に世界の旅行熱を伝え、その受け入れ態勢への意識付けにも大きく役立ちました。京都というデスティネーションの強みを最大限に生かし、日本ブランドのホテルとして、大きなリバウンドが期待されるインバウンドビジネスを万全の態勢でお迎えいたします!
https://www.hotelthemitsui.com/ja/kyoto/

【Luxury Tours Japan(DMC)】 様
何度来られても楽しめる奥深い京都の魅力をアピール致しました。
今回お会いしたバイヤーの皆様からは、京都への旅を世界中の方が待ち焦がれている事実を実感しました。
新しい時代の幕開けに、京都本来の姿をご覧頂きたいと思います。
https://luxurytoursjapan.com/

【JR西日本ホテルズ(ホテルグランヴィア京都)】 様
日本の本格的な往来再開を期待するバイヤーからの熱意に対して挑んだ怒涛の商談会が終わり少しほっとしております。今回は広島県観光連盟と京都市観光協会がタッグを組んだ「ひろし・みやこ同盟」※についてもご紹介し、特に豪州のバイヤーには高い関心をお持ち頂けたと実感しております。両都市の玄関口に位置するホテルとして、これからもお客様を魅了するサービスを提供してまいりたいと思います。
 https://www.jrwesthotels.com/en/

 

※「ひろし・みやこ同盟」締結について https://www.kyokanko.or.jp/news/20220608/

ILTM APACの公式レポートはこちら(英語)
https://www.iltm.com/asia-pacific/en-gb/about/buzz-vs-reality.html

パンデミック以降に掲げられている5つのキーワード

  • advance planning(思いつきの現地手配ではなく、事前予約)
  • slower holidays(滞在型)
  • experiential travel(体験型観光)
  • wellness breaks (より良く生きるための休暇)
  • eco-friendly experiences (環境に配慮した体験)

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