宿泊施設の客室等における京都観光モラルの普及啓発等について

UPDATE :
2023. 02. 13
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事業報告

京都市及び京都市観光協会(DMO KYOTO)では、令和2年11月に「京都観光行動基準(京都観光モラル)」を策定し、市民生活と調和した持続可能な観光の推進に取り組んでいます。
この度、観光の本格的な回復を見据え、観光客の皆様への京都観光モラルの理解、実践を促すため、宿泊施設の客室等においてモニターやチラシによる、多言語での周知啓発を開始しました。
また、東京メトロや関西国際空港等では、地域や環境に配慮した観光を促す啓発動画の掲出を開始し、観光客の目に触れる場所で普及啓発を図ります。
あわせて、令和4年9月に開催した「京都市内在住の外国人とこれからの京都観光を考えるための座談会」の模様を、京都観光オフィシャルサイト「京都観光Navi」にて公開していますので、お知らせします。

1 宿泊施設の客室等における京都観光モラルの普及啓発

(1)コンテンツ(PR映像・チラシ)の概要

4つの観光シーン別(観光リサーチ篇、社寺拝観篇、お土産篇、水分補給篇)に3択クイズ形式で京都観光モラルを学べるコンテンツです。

No. 概要 言語 サイズ データ形式
1 15秒動画(横長) 日本語又は英語 横1920px×縦1080 px mp4・wmv
2 15秒動画(縦長) 日本語又は英語 横1080px×縦1920 px mp4
3 静止画4コマ 日本語又は英語 横1920px×縦1080 px jpg
4 チラシ 日本語又は英語 A4サイズ縦長両面1枚 pptx

詳しくは京都観光モラル公式サイト「ダウンロード集」ページをご覧ください。

横長タイプ15秒動画(日本語or英語)(一部抜粋)

縦長タイプ15秒動画(日本語or英語)(一部抜粋)

静止画4コマ(日本語or英語)(一部抜粋)

チラシ(日本語or英語)(一部抜粋)

(2)周知啓発を行っている宿泊施設 (順次拡大を図ります。)

客室モニターでの表示

①客室のモニターでPR映像を掲出している宿泊施設(6施設、1,105室)

  • 三井ガーデンホテル
    京都四条、京都新町別邸、京都三条、京都駅前、京都河原町浄教寺
  • ホテル ザ セレスティン京都祇園

客室モニターでの表示

客室ブック内への差し込み

②客室にチラシを配架している宿泊施設(2施設、297室)

  • ホテル日航プリンセス京都、Noku Kyoto

③フロントやロビー等にチラシを配架している宿泊施設

  • 京都観光旅館連盟加盟旅館(102施設)
  • 京都市内ホテル(111施設)

客室ブック内への差し込み

サイネージでの表示

④デジタルサイネージにPR映像を掲出している宿泊施設(9施設)

  • ホテル日航プリンセス京都
  • オークウッド京都御池
  • ザ ロイヤルパーク キャンバス 京都二条
  • ザ ロイヤルパークホテル 京都梅小路
  • プリンススマートイン京都三条
  • プリンススマートイン京都四条大宮
  • ハイアットリージェンシー京都
  • 京都東急ホテル
  • THE HOTEL HIGASHIYAMA by Kyoto Tokyu Hotel

⑤自社ホームページにて啓発を行っている宿泊施設(1施設)

  • ホテルオークラ岡崎別邸

※現地取材の御希望は、「4お問い合わせ先」客室向けコンテンツ担当者に御連絡ください。

サイネージでの表示

(3)コンテンツの利用方法について

今後、多くの宿泊施設で御利用いただけるように、下記のとおり申込用WEBフォームを作成しました。
宿泊施設の客室をはじめ、観光客の目に触れる場所で、どれでもいくつでも御利用いただけます。デジタルサイネージやディスプレイなどでの放映、掲示用印刷など、御自由にお使いください。なお、チラシを御希望の場合は、必要部数をお知らせいただき次第、発送します。ただし、在庫状況によっては、発送に時間がかかる場合がありますので、予め御了承ください。

以下のURLのWEBフォームからお申込みください。
https://forms.gle/4pGAvBWA6WRexmaA6

2 首都圏等における京都観光モラルの普及啓発

東京メトロの車内や関西国際空港等で、京都観光モラルに沿った観光時の行動例(手ぶら観光、混雑回避、観光地のマナー、お土産)の啓発動画を掲出し、京都に住む人や地域への思いやり、環境への配慮を促します。

(掲載場所)

  • 東京メトロ(車内ビジョン) 2月20日(月)~26日(日)
  • 映画館(シネマアドバタイジング(映画CM))大阪、名古屋など 2月17日(金)~23日(木)
  • 関西国際空港(インフォメーションモニター14箇所) 2月20日(月)~26日(日)

 

 

3 京都在住の外国人と考えるこれからの京都観光〜京都観光モラルについての座談会〜

(1)参加者

京都市在住外国人6名
出身国:アメリカ、オーストラリア、スリランカ、タイ、中国、フランス

(2)目的

外国人観光客に対して、京都に住む人々の習慣やマナーをどのように伝えれば、お互いが快く理解しあえるか等について考える場として、外国人観光客・京都市民の双方の視点を持つ京都在住外国人の方による座談会を開催。

(3)主な意見やアイデア

【観光客へのルールやモラルの注意・啓発】

  • 「Don’t」「しないでください」と言われると子供扱いされた気持ちになる。
  • 味方になってもらえるような言い方ができないか。
  • 強制されるのではなく、楽しんで京都の習慣やルールを知りたい。

【これからの京都観光をよりよいものにするために】

  • 京都は日本文化の首都というイメージ。外国人は、京都の人が大切にしていることや日常生活にとても興味があるから、教えてほしい。理由がわかれば真似したい。
  • 観光事業者には外国人観光客と京都市民の架け橋になってほしい。

(4)座談会の動画・記事

4 お問い合わせ先

公益社団法人 京都市観光協会(DMO KYOTO)企画推進課
客室向けコンテンツ担当者:仲(ちゅう)、堀江
座談会担当者:有松、濵端
TEL:075-213-0070 e-mail:moral@kyokanko.or.jp

【京都観光行動基準(京都観光モラル)】

観光事業者・従事者等、観光客、市民の皆様がお互いに尊重しあい、持続可能な京都観光を一緒に創りあげていくことを目指し、京都市・京都市観光協会が令和2年11月に策定した行動基準

特設サイトURL: https://www.moral.kyokanko.or.jp/

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