オーバーツーリズム対策事業

事業ミッション

特定の時期や時間帯、一部の観光地に
観光客の需要が集中することを和らげ、
一年を通して京都市域全域で
観光客が楽しめる環境を創り出します。

なぜやるのか?

観光地における混雑は、京都の観光地が持つ本来の美しい景観を損なわせ、観光客の満足度や再来訪意向の低下に繋がります。また、観光地周辺の住民の生活にも影響を与え、観光客に対する受入意欲の低下を招くことで、おもてなしの心を失うきっかけとなる恐れがあります。
さらに、特定の時期や時間帯に需要が集中すると、観光産業における安定した雇用が難しくなります。
こうした問題を解決し、京都の観光産業が持続的に成長できる環境を整えるために、私たちは混雑緩和に取り組みます。

GOAL

目指すゴール

1

「混雑状況に不満」と回答する観光客の減少

京都市が毎年実施する京都観光総合調査における、「京都観光で残念に思ったこと」として「混雑」が挙げられる数を減らしていくことを目指します。

2

「市民にとって暮らしやすい観光地である」と回答する市民の増加

京都市が毎年実施する市民生活実感調査における「京都は、市民にとって暮らしやすい観光地である」という回答は、調査開始以来、平成26年の0.58が最高値で、平成29年には0.33まで悪化している。住民生活との調和に取組むことで、この指標を平成26年当時の水準まで回復することを目指します。

3

京都観光にとっての望ましい賑わい状況を規定する

観光地における混雑は、空間的な要因から、混雑を感じる人の属性、予め混雑の覚悟があるか、など様々な要因によって決まると考えれられます。これらの関係を明らかにし、京都観光の魅力を最大化するために望ましい賑わい状況がどの程度であるかを規定できるよう、各所と連携のもと研究に取り組みます。

NEWS

事業関連ニュース

ACTIVITY

主な取り組み

観光快適度の可視化

  • #観光インフラの整備
  • #観光市場の可視化
  • #市民生活との調和
  • #環境や多様性への配慮

取り組み内容

観光情報の発信、受入環境の整備など、観光客の満足度向上を図るため、京都観光オフィシャルサイト「京都観光Navi」において、AI(人工知能)を活用して観光快適度を予測した情報発信を行う。京都市全域単位では半年先までの情報を日次で予測する。春・秋の人気シーズンには、「嵯峨・嵐山エリア」「祗園・清水エリア」「伏見エリア」内の観光スポットにおける時間帯別までの細かい情報を掲載する。

また、混雑を回避して京都観光を楽しみたい方のために、「出発時間」「曜日」などの条件や、「穴場を観光したい」「食事を楽しみたい」などの条件に応じたモデルコースを提案する機能や、提案されたコースを編集したり、効率的に周遊できる行程を作成したりできる機能を実装し、観光客の好みや条件に合わせた快適な旅をサポートする。

マナー啓発事業

  • #市民生活との調和

取り組み内容

文化や習慣の違い等から生じる外国人観光客へのマナー啓発を目的に、トリップアドバイザー社と連携した啓発リーフレット「AKIMAHEN」の配布や、海外の旅行会社向け情報誌及び航空機機内誌へのマナー啓発記事掲載を行う。また、地域や観光事業者が主体となって啓発活動を行うことを支援するため、「撮影禁止」、「立入禁止」、「飲食禁止」などの注意事項についてピクトグラムで分かりやすく訴求するマナー啓発ツール「ENJOY RESPECT KYOTO」ステッカーの作成・配布を行う。

とっておきの京都プロジェクト

  • #観光産業の育成
  • #市民生活との調和

取り組み内容

伏見、大原、高雄、山科、西京、京北の市内6エリアを対象に、ガイドブックには載っていないような知る人ぞ知る隠れた魅力や新たな観光情報、地域のイベントなど、「とっておき」の情報を発信することで、場所の分散化を図る。特設サイトでは、6エリアにおける隠れた名店、地元のイベントなどの情報を独自に発信するだけなく、ユーザーからの投稿も受け付けることで「とっておき」の情報を発掘する。

隠れた名所の活用等による分散化事業

取り組み内容

一部の人気観光地に観光客が集中する中、多様なエリアの魅力ある名所や見どころを発信し、観光客の集中緩和を図るとともに、新たな京都観光の魅力づくりに取り組む。

魅力的な朝と夜のコンテンツを紹介することにより、観光客の分散化や満足度向上、滞在期間の延長、観光消費額増へと繋げるため、京都観光Naviに「京都朝観光・夜観光」特設ページを運営する。2019年秋には、京都の美しい夜もみじを楽しんでいただける京都市公式アプリ“Hello KYOTO”を活用したデジタルスタンプラリーを実施する。

また、琵琶湖疏水沿線魅力創造協議会に参画し、64年振りに復活させた滋賀県大津市から京都市・蹴上までを結ぶ琵琶湖疏水の舟運の運営に携わることで、周辺地域とも連携した観光振興に取り組む。