京都市観光協会データ月報(2023年12月および年次速報)

UPDATE :
2024. 02. 05
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データ月報

このたび、京都市観光協会データ月報(2023年12月)をとりまとめましたのでお知らせします。
今回のホテル統計の対象施設数は110軒、旅館統計の対象施設数は25軒です。

※下記、掲載している内容は概要のみとなっております。
より詳細な調査データ(PDF)の閲覧・ダウンロードをご希望の方は、「調査結果ダウンロード申込フォーム」よりお申込みください(回答完了後、即時閲覧・ダウンロードしていただけます)

   

調査結果のポイント

稼働率は76.7%となり、コロナ禍以後、初めて2019年同月の水準を上回った

76.7%

0.6pts

2019年同月差

京都市内主要ホテル110施設における2023年12月の客室稼働率は76.7%となり、前年同月の73.7%からは3.0ポイント増となった。2019年同月の76.1%からは0.6ポイント増となり、コロナ禍以後、初めて2019年同月の水準を上回った。

日本人延べ宿泊数は、前年から減少も、2か月ぶりに2019年同月の水準を上回った

430,745

2.8%

2019年同月比

調査対象施設における日本人延べ宿泊数は430,745泊となり、前月(11月)の442,259泊から2.6%減となった。調査対象施設数の変化を考慮しない場合、前年同月比は24.0%減、2019年同月比は48.4%増となった。
コロナ禍前からの調査対象かつ開業済みであった施設のみ(50施設)で比較すると、前年同月から22.6%減となった。「全国旅行支援」(2023年12月1日〜12月27日)は前年同月も実施されていたが(2022年10月11日~12月27日)、前年と比べて割引率が低かったことなどが影響し、前年同月を下回ったと考えられる。2019年同月からは2.8%増となり、2か月ぶりに2019年同月を上回った。2019年当時は台風や消費税増税によって旅行需要が低下していたことが要因の一つと考えられる。

外国人比率は47.7%となり、12月として統計開始以降最も高い水準となった

393,568

10.7%

2019年同月比

調査対象施設における外国人延べ宿泊数は393,568泊となり、前月(11月)の468,871泊から16.1%減となった。調査対象施設数の変化を考慮しない場合、2019年同月比は67.2%増となった。
コロナ禍前からの調査対象かつ開業済みであった施設のみ(50施設)で比較すると、2019年同月比は10.7%増となり、2か月連続でコロナ禍前2019年同月を上回った。
総延べ宿泊者数に占める外国人比率は47.7%となった。2019年同月の44.8%からは2.9ポイント増となり、4か月連続で2019年同月を上回った。また、12月としては2014年の統計開始以降最も高い水準となった。

国・地域別構成比では、3か月ぶりに中国が1位となった

 

外国人延べ宿泊数を国・地域別構成比でみると、中国が18.3%(2019年同月31.4%)と最も多く、次いでアメリカが15.4%(同13.5%)、台湾が13.4%(同9.3%)と続いた。3か月ぶりに中国が1位となった。なお、中国人宿泊客の2019年同月比は36.9%減となり、前月の39.1%減からは回復した。日本への直行便数が回復傾向にあることなどが影響していると考えられる。

平均客室単価・客室収益指数ともに2019年同月比が過去最高となった

18,204

31.7%

2019年同月比

平均客室単価は18,204円となり、前年同月の15,079円からは20.7%増、2019年同月の13,825円からは31.7%増となった。客室収益指数(平均客室単価に客室稼働率を乗じた指標で、1室あたりの売上高に相当する)は13,962円となり、前年同月の11,113円から25.6%増、2019年同月の10,521円からは32.7%増となった。平均客室単価、客室収益指数ともに2019年同月比が過去最高となった。
また、平均客室単価を米国ドル建てで換算した場合、2019年同月比は0.4%減となっており、約4年ぶりに2019年同月と同水準にまで回復した。

客室稼働率は68.0%となり、4か月連続で2019年当時の水準を上回った

68.0

5.1pts

2019年同月差

市内主要旅館25施設における12月の稼働率は68.0%となり、前月(11月)の77.9%から9.9ポイント減、前年同月の67.3%から0.7ポイント増、コロナ禍前である2019年同月の62.9%から5.1ポイント増となった。2019年同月を上回るのは4か月連続である。外国人比率は今年4月以降9か月連続で2019年同月を上回り続けている。

「行こう指数」は、2019年当時の水準を上回る状況が続いている

118.5

日本人による京都観光への訪問意向「行こう指数」の2023年12月の値は118.5(2019年の平均値を100とした場合)となり、前月(11月)の150.7からは大きく下落したものの、前年同月の102.7は上回った。

京都市内における宿泊施設の施設数は前年同月比1.5%減、客室数は前年同月比2.7%減となった

57,706

2.7%

前年同月比

2023年12月末時点での京都市内における営業許可を受けた宿泊施設の施設数は、前月から18軒開業、9軒廃業、差し引き9軒増加して、3,427軒となり、前年同月の3,478軒からは1.5%の減少となった。総客室数(推計)は57,706室となり、前年同月の59,305室から2.7%の減少となった。

日帰り客を含めた市内の日本人来街者指数は、2019年当時の水準を2か月ぶりに上回った

98.8

2023年12月の来街者指数は98.8(2019年の平均値を100とした場合)となり、2019年同月の94.6を上回った。2019年当時の水準を上回るのは2か月ぶりである。

市内4百貨店の免税売上額は約34.9億円となり、統計開始以降最高額となった

34.9億円

144.8%

2019年同月比

2023年12月の市内4百貨店における免税売上額は約34.9億円と前月(11月)の約34.3億円から増加した。コロナ禍前である2019年12月(約14.3億円)からは円安の影響もあり144.8%増となっており、統計開始以降最高額となった。免税売上額に占める中国人の割合は47.8%(2019年同月は71.7%)となった。

観光案内所の来所者数は、2019年当時の水準まで至っていない

32.3%

2019年同月比

2023年12月の来所者数は前月(11月)から19.0%減となった。2019年同月比でも32.3%減に留まっており、客室稼働率等と比べると回復していない。外国人比率は44.0%となり、2019年同月の39.0%から5.0ポイント増加した。

3月下旬の桜の開花シーズンやイースター休暇の予約は増えつつあり、円安を背景に欧米系の訪日客を中心とした一定の需要が期待

12月時点の今後の客室稼働率の予測値は、1月56.6%(2019年同月65.6%)、2月60.0%(同78.5%)、3月72.3%(同85.0%)となった。2月は春節休暇(2024年2月10日~2月17日)があり、例年であれば中華圏の宿泊客が増加する時期ではあるが、現時点では予約状況への影響は限定的である。一方、3月下旬の桜の開花シーズンやイースター休暇の予約は増えつつあり、円安を背景に欧米系の訪日客を中心とした一定の需要が期待できる。

2023年 年次速報

ホテル統計

2023年客室稼働率は73.4%となり、前年の52.0%を上回ったものの、2019年の水準まで至っていない

京都市内主要ホテル(109軒~115軒※月によって異なる)の2023年の客室稼働率は73.4%となった。前年の52.0%を21.4ポイント上回ったものの、コロナ禍前2019年の81.3%からは7.9ポイント減に留まった。2023年は、入国時水際対策の撤廃、中国人の団体旅行の解禁、歴史的な円安の影響で、月を追うごとに2019年当時の水準に近づくように稼働率の上昇が続いたが、2019年同月を上回ったのは12月のみであり、年単位での比較では2019年に届かなかった。

2023年平均客室単価は18,199円、客室収益指数は13,356円となり、2019年を上回る水準となった

京都市内主要ホテルの2023年の平均客室単価は18,199円となり、前年の13,406円、2019年の15,610円を上回った。年間の平均客室単価は2014年の統計開始以降、最高値となった。客室収益指数(平均客室単価に客室稼働率を乗じた指標で、1室あたりの売上高に相当する)は13,356円となり、前年の6,977円、2019年の12,691円を上回った。原材料費の高騰や人手不足の影響により、利益確保のために稼動率よりも価格重視にシフトした施設が増えていたと考えられる。

旅館統計

2023年の客室稼働率は61.1%となり、前年の47.5%を上回り、2019年の水準にまで回復した

京都市内主要旅館(25軒~28軒※月によって異なる)の2023年の客室稼働率は61.1%となり、前年の47.5%を13.6ポイント上回った。2019年の61.7%からは0.6%減となり、ほぼコロナ禍前2019年と同水準にまで回復したといえる。ただ、人手不足の影響などで販売可能客室数を減らしている施設もあることや、新型コロナウイルスの影響の余波で今なお修学旅行の1室あたりの利用人数を減らして受け入れている施設もあるなど、2019年と同水準の稼動率でも経営に対する影響は異なることに留意が必要である。

参考)新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言等の期間

出所)京都市HP、東京都HP、GoToトラベルHP、きょうと魅力再発見旅プロジェクトHP、ただいま東京プラスHP等を参考に京都市観光協会で作成

調査レポートのダウンロード/分析ダッシュボード

調査レポートの詳細な分析結果(PDF)のダウンロード、また各種データを自由に加工・分析していただける
分析ダッシュボードについては、以下からそれぞれお申込みください。

入力いただいた情報は、京都市観光協会において適切に管理し、当協会事業以外では使用いたしません。
※データを利用する際には、必ず出典と引用元URLの明記をお願いします。
※フォームへのリンクが開かない場合は、お手数ですが問い合わせフォームにご連絡ください。

   

調査仕様

全体概要

京都市内における日本人および外国人の宿泊状況等をタイムリーに把握できるよう、平成26年(2014年)4月以降、京都市内の主なホテルの協力を得て、国・地域別の調査(「実人数」「延べ人数」「延べ部屋数」)を毎月実施。※全国で唯一の取組(京都市観光協会調べ)。

なお、本調査では、ビジネス、観光を問わず、日本国籍以外のパスポートを有する人すべてを「外国人」として定義しています。

※過去の調査結果はこちらからご覧ください。

調査対象

 

2023年12月時点 ホテル 旅館
施設数 客室数 施設数 客室数
調査対象 110 18,925 25 604
市内全体 270 36,416 367 5,311
カバー率 40.7% 52.0% 6.8% 11.4%
  • 平成30年の旅館業法改正にともないホテル・旅館の区分が廃止されたため、市内全体におけるホテルの施設数および客室数は、区分が廃止される直前までの旅館の数値に変動が無いものと仮定して算出している。
  • 前年と本年では対象施設数が異なる場合があるため、今回発表する前年の数値は昨年の発表値と異なる。
  • 客室収益指数(RevPAR)等の数値は、ホテルデータサービス会社STR(本社:イギリス・ロンドン)からの提供によるもので、上記ホテル施設数とは対象が一部異なる。

用語説明

  • 「販売可能客室数」・・・日々販売されている客室数の月間累積値を示す。
    例)100部屋を有する施設にて、20室が改装工事中、80室を30日間販売していた場合
    販売可能客室数:80室×30日=2,400室
  • 「客室稼働率」・・・「販売可能客室数」における「稼働客室数」の割合
  • 「外国人比率」・・・「総延べ人数」における「外国人延べ人数」の割合
  • 「構成比」・・・「外国人延べ人数」における「各国・地域の延べ人数」の割合
  • 「伸率」・・・「前年の各国・地域の延べ人数」に対する「本年の各国・地域の延べ人数」の伸率

新型コロナウイルス感染症の拡大等に伴う臨時的な休業の扱いについて

調査対象期間中、対象施設が臨時的に休業した場合は、通常営業していた期間のみを対象にして客室稼働率を算出します
例)100部屋を有する施設が、以下のように営業をしていた場合

➀ 12月1日~10日期間(10日)は100室のまま通常営業し、利用のあった客室数は200室
➁ 12月11日~20日期間(10日)は客室数を50室に絞って営業し、利用のあった客室数は100室
➂ 12月21日~31日の期間(11日)は休業

販売可能客室数: 100室×10日(➀期間)+ 50室×10日(➁期間) = 1,500室
客室稼働率   :利用のあった客室数300室 ÷ 営業期間中の販売可能客室数1,500室 = 20%

臨時休業日数 全日休業
(31日間)
20日以上~
30日未満
10日以上~
20日未満
10日未満 休業なし
ホテル施設数 0

(0.0%)

0

(0.0%)

0

(0.0%)

0

(0.0%)

110

(100.%)

旅館施設数 1

(4.%)

0

(0.0%)

3

(12.0%)

15

(60.%)

6

(24.0%)

 

(参考)調査対象施設における2023年12月(12月1日~12月31日)の臨時休業状況

参考 京都市における観光調査関係の資料一覧

京都市における観光調査関係の参考資料を一覧化しております。
人流データ、京都観光総合調査、経済全般に関するデータ、宿泊施設数など随時更新しております。

以下からご確認ください。

注意事項

  • 京都市観光協会データ月報は、調査対象施設のみなさまのご協力、ならびに京都市観光協会会員および京都文化交流コンベンションビューロー賛助会員からの会費をもとに運営しております。
  • 本資料の数値を引用する場合は、「出典:京都市観光協会データ月報」を明示してください。ただし、STRデータについては、STRの書面による許諾を伴わない再出版もしくは二次使用は固く禁じられています。報道・メディア媒体への掲載については、(公社)京都市観光協会(担当:堀江)までお問合せください。
  • 各種数値は、データ提供元である宿泊施設等からの訂正等により、後日予告なく修正される場合があります。原則として、後から発表される数値を正しいものとして利用いただくようお願いいたします。
  • 京都市全体の観光動向の把握については、ほぼすべての市内宿泊施設(旅館業法許可施設)を対象とする「京都観光総合調査」(京都市から年1回発表)が基本指標となります。当調査は、インバウンドマーケットの傾向を把握するための、京都市内の主な宿泊施設を対象とする標本調査であるため、その他ホテルや旅館、簡易宿所、いわゆる「民泊」等に宿泊した外国人客は含まれておらず、訪日外客数(日本全体)との比較等も参考分析という位置づけとなります。
  • ご協力いただいている本調査対象ホテルには、エリア・客室数・ADRなどに分類集計したデータ、日毎稼働率の実績・予約データ(いづれも非公開)を毎月ご提供しております。調査参画をご希望の場合は、下記までお問合せください。

CONTACT

本件に関するお問い合わせ先

公益社団法人 京都市観光協会

075-213-0070

企画推進課 神田、堀江