京都市観光協会データ月報(2025年12月および年次速報)

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このたび、京都市観光協会データ月報(2025年12月)をとりまとめましたのでお知らせします。
今回のホテル統計の対象施設数は113軒、旅館統計の対象施設数は22軒です。
なお、2025年の年次速報※と「春節期間における中国の渡航自粛要請の影響」についての臨時アンケート結果も発表します。

※2025年の確報は、各市場データを詳細に集計・分析した上で、「データ年報2025」として3月末頃に発表予定です。

調査結果のポイント

77.9 %

2.3pts (前年同月差)

京都市内主要ホテル113施設の2025年12月の客室稼働率は77.9%となり、前年同月の80.2%を2.3ポイント下回った

21,638

5.5% (前年同月比)

平均客室単価※は21,638円となり、前年同月の20,513円からは5.5%増となった

 

※平均客室単価は、ベッド数などの客室タイプや利用人数に関わらず算出される、1室あたりの売上額の平均値。宿泊予約サイトに表示される価格は、未購入の客室の1人あたりの金額であるため、平均客室単価とは異なる。

16,856

2.5% (前年同月比)

客室収益指数※は16,856円となり、前年同月の16,451円から2.5%増となった

※客室収益指数は、平均客室単価に客室稼働率を乗じた指標で、利用が無かった部屋も含めた1室あたりの収益高に相当する。

355,543

6.2% (前年同月比)

日本人延べ宿泊数は355,543泊となり、前年同月の378,996泊から6.2%減となった

502,288

2.9% (前年同月比)

外国人延べ宿泊数は502,288泊となり、前年同月の517,073泊から2.9%減となった

国・地域別構成比はアメリカが1位となった。前年同月比では中国が44.1%減となった。

57.8

6.4pts (前年同月差)

市内主要旅館22施設における12月の稼働率は57.8%となり、前年同月の64.2%から6.4ポイント減となった

98.3

5.0pts (前年同月差)

日本人の京都訪問意向「行こう指数」の2025年12月の値は98.3(2023年と2024年の平均値を100とした場合)となり、前年同月の93.3を5.0ポイント上回った

61,555

3.3% (前年同月比)

京都市内における宿泊施設の施設数は前年同月比5.3%増、客室数(推計)は前年同月比3.3%増となった

93.4

8.8pts (前年同月差)

日帰り客を含めた京都市内の日本人来街者指数は93.4(2023年と2024年の平均値を100とした場合)となり、前年同月の来街者指数102.2から8.8ポイント減少した

44.3 億円

7.1% (前年同月比)

市内4百貨店の免税売上額は約44.3億円となり、前年同月の約47.7億円から7.1%の減少となった

65,285

3.2% (前年同月比)

京都駅における観光案内所の来所者数は65,285人となり、前年同月から3.2%減となった

今後の見通し

12月時点の今後の客室稼働率の予測値は、1月が66.4%(前年同月実績68.7%)、2月が77.7%(同71.7%)、3月が82.6%(同79.4%)となった。1月、2月については、11月時点の予測値からさらに低下しており、中国政府による渡航自粛要請の影響で宿泊予約のキャンセルが増加しているものと考えられる。

ただし、個人客の予約は宿泊日前日までキャンセル料が発生しない宿泊施設も多く、情勢を見極めながらキャンセルを保留している可能性もある。そのため、直前にキャンセルが相次いだ場合には、稼働率が予測値を下回る可能性も考えられる。 

なお、3月および4月は、桜を目的とした訪日旅行やイースター休暇(4月3日~7日)により欧米からの宿泊需要が増加する時期であり、稼働率は前年同月を上回る水準で推移する見込みである。

臨時アンケート結果「春節期間における中国の渡航自粛要請の影響について」

京都市内の調査対象ホテル・旅館139軒に「中国の渡航自粛要請の影響」について、2025年12月26日から2026年1月12日にかけて臨時アンケートを実施したところ、57軒から回答を得た(市内客室カバー率19.8%)。
その結果、春節期間(2/15~2/23)の「予約が大幅に減少している」と回答した施設が占める割合は12.3%であった。また、「予約がやや減少している」の回答率は49.1%、「ほとんど変わらない」の回答率は31.6%と、半数以上の施設において調査時点では渡航自粛の影響は限定的であったと考えられる。
また、中国人宿泊需要の減少への対応策について複数回答方式で尋ねたところ、「海外の他の国・地域へのプロモーションを増やす」(回答率45.6%)と「日本国内のプロモーションを増やす」(同38.6%)が上位に挙がったことから、中国市場の減少を他市場で補填しようとする動きがある。「販売価格を下げて稼動率を高める」の回答率は31.6%であった。ただし、比較的影響が少ない宿泊施設からは「影響を受けた施設が価格を下げることによって、他施設の価格設定にも影響が出る」ことを懸念する声もある。


なお、平時の中国人宿泊客における団体ツアー比率を尋ねたところ、回答施設全体の平均値は4.9%であった。「0%」(つまり個人客が100%)と回答した施設が占める割合は約6割であった。本調査対象の宿泊施設は、比較的渡航自粛の影響を受けにくい個人客の割合が多いといえる。
また、キャンセル規定については、団体ツアーでは30日前からキャンセル料が発生、個人客では前日からキャンセル料が発生、と回答した施設が多かった。今回の渡航自粛要請に伴うキャンセルは、個人客の無料期間内でのキャンセルが多く、結果としてキャンセル料を収受できていない宿泊施設が多いと推察される。

2025年 年次速報

ホテル統計

稼働率は80.6%となり、前年の77.8%を上回った

京都市内主要ホテル(105軒~115軒※月によって異なる)の2025年の客室稼働率は80.6%となり、前年の77.8%を2.8ポイント上回った。継続的な円安の影響もあり、多方面の国・地域からの宿泊需要が高まった。

平均客室単価は21,286円、客室収益指数は17,156円となり、過去最高値を更新した

京都市内主要ホテルの2025年の平均客室単価は21,286円となり、前年の20,117円から5.8%増となった。客室収益指数(平均客室単価に客室稼働率を乗じた指標で、1室あたりの売上高に相当する)は17,156円となり、前年の15,651円から9.6%増となった。外国人宿泊需要の増加に加え、原材料費の高騰や人手不足の影響により利益確保のために稼動率よりも価格重視にシフトした施設が増えたと考えられ、平均客室単価、客室収益指数ともに統計開始以降の最高値を更新した。

日本人延べ宿泊数は10.0%減、外国人延べ宿泊者数は14.6%増、総延べ宿泊者数は4.9%増

京都市内主要ホテルの2025年の総延べ宿泊者数は前年から4.9%増、日本人延べ宿泊者数は前年から10.0%減、外国人延べ宿泊者数は14.6%増となった。物価高などの影響で、日本人延べ宿泊者は3年連続で前年から減少した。外国人延べ宿泊者は4年連続で前年から増加した。

外国人延べ宿泊者における国・地域別の構成比は、1位が中国、2位がアメリカとなった

京都市内主要ホテルの2025年の外国人延べ宿泊者における国・地域別の構成比は、1位中国が21.5%(前年比16.8%増)、2位アメリカが19.4%(前年比16.0%増)、3位台湾が6.8%(前年比15.8%減)となった。延べ宿泊数の前年比では、台湾や韓国が前年から減少した一方で、中国や欧米豪は2桁の増加率となった。

旅館統計

2025年稼働率は59.3%となり前年の61.6%から微減となったが、平均客室単価は12.0%増となった

京都市内主要旅館(21軒~23軒※月によって異なる)の2025年の客室稼働率は59.3%となり、前年の61.6%を2.3ポイント下回った。修学旅行の収容人数の減少などに伴い日本人延べ宿泊数が9.6%減となったものの、外国人延べ宿泊数が1.4%増となった。平均客室単価は12.0%増となった。

調査レポートの分析ダッシュボード

調査レポートの各種データを自由に加工・分析していただけるダッシュボードを提供しています。
以下のページからお申込みください。

入力いただいた情報は、京都市観光協会において適切に管理し、当協会事業以外では使用いたしません。
※データを利用する際には、必ず出典と引用元URLの明記をお願いします。

調査仕様

全体概要

京都市内における日本人および外国人の宿泊状況等をタイムリーに把握できるよう、平成26年(2014年)4月以降、京都市内の主なホテルの協力を得て、国・地域別の調査(「実人数」「延べ人数」「延べ部屋数」)を毎月実施。※全国で唯一の取組(京都市観光協会調べ)。

なお、本調査では、ビジネス、観光を問わず、日本国籍以外のパスポートを有する人すべてを「外国人」として定義しています。

※過去の調査結果はこちらからご覧ください。

調査対象

2025年12月時点ホテル旅館
施設数客室数施設数客室数
調査対象11318,24422551
市内全体27237,5503675,311
カバー率41.5%48.6%6.0%10.4%
  • 平成30年の旅館業法改正にともないホテル・旅館の区分が廃止されたため、市内全体におけるホテルの施設数および客室数は、区分が廃止される直前までの旅館の数値に変動が無いものと仮定して算出している。
  • 前年と本年では対象施設数が異なる場合があるため、今回発表する前年の数値は昨年の発表値と異なる。

用語説明

  • 「販売可能客室数」・・・日々販売されている客室数の月間累積値を示す。
    例)100部屋を有する施設にて、20室が改装工事中、80室を30日間販売していた場合
    販売可能客室数:80室×30日=2,400室
  • 「客室稼働率」・・・「販売可能客室数」における「稼働客室数」の割合
  • 「外国人比率」・・・「総延べ人数」における「外国人延べ人数」の割合
  • 「構成比」・・・「外国人延べ人数」における「各国・地域の延べ人数」の割合
  • 「伸率」・・・「前年の各国・地域の延べ人数」に対する「本年の各国・地域の延べ人数」の伸率

休業の扱いについて

調査対象期間中、対象施設が臨時的に休業した場合は、通常営業していた期間のみを対象にして客室稼働率を算出します
例)100部屋を有する施設が、以下のように営業をしていた場合

➀ 12月1日~10日期間(10日)は100室のまま通常営業し、利用のあった客室数は200室
➁ 12月11日~20日期間(10日)は客室数を50室に絞って営業し、利用のあった客室数は100室
➂ 12月21日~31日の期間(11日)は休業

販売可能客室数:100室×10日(➀期間)+ 50室×10日(➁期間) = 1,500室
客室稼働率   :利用のあった客室数300室 ÷ 営業期間中の販売可能客室数1,500室 = 20%

参考 京都市における観光調査関係の資料一覧

京都市における観光調査関係の参考資料を一覧化しております。
人流データ、京都観光総合調査、経済全般に関するデータ、宿泊施設数など随時更新しております。

以下からご確認ください。

京都市における観光調査関係の資料一覧

注意事項

  • 京都市観光協会データ月報は、調査対象施設のみなさまのご協力、ならびに京都市観光協会会員および京都文化交流コンベンションビューロー賛助会員からの会費をもとに運営しております。
  • 本資料の数値を引用する場合は、「出典:京都市観光協会データ月報」を明示してください。ただしのCoStar Group, STRデータについては、書面による許諾を伴わない再出版もしくは二次使用は固く禁じられています。報道・メディア媒体への掲載については、(公社)京都市観光協会(担当:堀江)までお問合せください。
  • 各種数値は、データ提供元である宿泊施設等からの訂正等により、後日予告なく修正される場合があります。原則として、後から発表される数値を正しいものとして利用いただくようお願いいたします。
  • 京都市全体の観光動向の把握については、ほぼすべての市内宿泊施設(旅館業法許可施設)を対象とする「京都観光総合調査」(京都市から年1回発表)が基本指標となります。当調査は、インバウンドマーケットの傾向を把握するための、京都市内の主な宿泊施設を対象とする標本調査であるため、その他ホテルや旅館、簡易宿所、いわゆる「民泊」等に宿泊した外国人客は含まれておらず、訪日外客数(日本全体)との比較等も参考分析という位置づけとなります。

【宿泊施設様へ】データ月報のご参画について

ご協力いただいている本調査対象ホテルには、エリア別来街者数などの市場環境全般のデータを含む詳細分析レポート(約30ページ)、エリア・客室数・ADRなどの分類別に集計したデータ、日毎稼働率の実績・予約データ(いずれも非公開)を毎月ご提供しております。
調査参画をご希望の場合は、下記までお問合せください。
なお、調査参画には京都市観光協会へのご入会が必要になります。

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お問い合わせ先

公益社団法人 京都市観光協会 企画推進課 神田、堀江

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