２０２０年初頭から長きにわたり流行している新型コロナウイルスの影響
により、外食産業は大きな打撃を受けました。政府による緊急事態宣言が
発令されてから、営業自粛を余儀なくされた飲食店は、ほとんどの店舗に
おいて客足が減少し、厳しい状況に直面しました。
京都市及び京都市観光協会では、長引くコロナ禍や人々の生活様式の変化
により厳しい状況にある飲食関連事業者を支援し、「食」を通じた地域経
済の活性化と好循環を図るため、京都市内の飲食関連事業者を対象とした
経営改善サポートプログラムを創設いたしました。
当事業においては４回にわたって経営改善セミナーを実施、飲食業専門コ
ンサルタントによる個別相談会や伴走支援により、経営者のスキルアップ
や店舗が抱える課題の解決をサポートしてまいりました。
本事例集はご支援した事例の中から、特徴的な事例を抜粋し、まとめたも
のとなっております。このような新たなプログラムを取り入れることは、
一見、飲食関連事業者の皆様にとって多かれ少なかれ負荷がかかるように
思われがちですが、各事例でお示しの通り、何かを大きく変化させるので
はなく、お手持ちの資源の利活用やちょっとした工夫をひとつ加えるだけ
で新たな価値を提供することに可能になっていることがおわかりになるか
と思います。ぜひ、今後お取組みされる皆様の道標にしていただければ幸
いでございます。
結びにあたり、本事業に多大なるご指導とご協力をいただきました飲食事
業者の皆様、ご関係者各位に厚く御礼申し上げます。
令和５年３月
京都市
公益社団法人京都市観光協会
報告書は以下よりダウンロードをお願いいたします。
